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バリ島現地情報コラム・バリマニア  バリ随一の迫力満点な滝・ギッギッの滝
日本人観光客が滅多に行かない観光スポット、ギッギッの滝。
滅多に行かないというのは、日帰りで行くには遠すぎるから(苦笑)
ブドゥグル、ジャティルイあたりまでは日帰りツアーの範囲内と思っていますが、これらと組み合せるにはギッギッはとにかく遠いと思う。
私は、旦那さんの田舎がシンガラジャなので、山越えでよく通るのですが、南部エリアからだと、タマンアユンを超え、緩やかな上り坂でタバナン県に入り山道へ。くねくね道を上がりきったら少し下りでブドゥグル。ウルンダヌブラタン寺院や湖過ぎ、ハンダラゴルフ場のゲートを横目に、また登り坂に。野生の猿がいっぱいいるくねくね道を超えると少し道路が広くなって、スリリッ方面(西部国立公園、ムンジャンガンのホテルへ行く人はこっちへ流れ)、シンガラジャコタ(市街)へ行く道を分かれ、そっちへ進む。またひたすらぐるぐる上ったり下ったりの山道。このぐるぐるあたりで頭がクラクラ、頭痛になりだす(車酔い)。 まだ続くかと我慢したところ、あともう少しでシンガラジャ街だという手前あたりでやっとギッギッ村(Gitgit)を通過。
ここでやっとGitgit air terjun/water fallという看板が何箇所か建っているのを見かける、って感じなので、南部エリアからロヴィナのホテルへ移動とかなら、お勧め立ち寄りスポットでもありましょうか。
南部エリアからだと、Gitgit twin waterfallの看板が先かな。(道路路肩に駐車するところの入口)
ツインウォーターフォールの方は車を降りて徒歩10-15分と近いみたい。ただし滝の落差は35m位。上流側に2か所から流れ落ちる滝(ツインなので双子滝?)、下流側にやや傾斜になった滝とが見れるらしい。旦那さんいわく、こっちの方が後にできた(観光地)、といっております。
さらにシンガラジャ方面へ山道先に進むとGitgit waterfallの看板が。こっちの大きな滝の方に今回行ってきました。(こっちが元祖らしい)
こちらは大型バスも停めれる駐車場も完備、駐車場には売店もあって休憩がてらのワンストップとしても使える、ローカル向け?それなりに観光地として整備されていますかね。

駐車場から降りてすぐ高いところから滝が眺められれるだけだと思っていたんですが、大間違い。
車を降りて、少し歩いた階段を降りたところが料金所。さあお金を払った、滝はどこだ!と思ったら、ここから25-30分位歩きましたよ! 訪れる人は少ないものの、一応観光地ということでお土産屋さんが通路脇にあったり。(これで生計は成り立たないんじゃない?と思ってしまいますが。) お土産屋さんの人も昼寝してたり、やる気なしです。3歳の娘は歩くの嫌だと、抱っこ。旦那さん、抱っこしながら階段登ったりで汗だく拷問です。見かけた観光客と言えば、欧米人のみ。南部エリアからロヴィナのホテルへ移動する時とかに立ち寄ってるのでしょうか。ロヴィナに泊るのはアジア系はあまりいないし、大半欧米人ですからね。後は山越えするローカルくらいですね。

車を降りて、道路渡って、チケット売り場までたどり着くのに、思ったより歩いきました。入場料、大人5000ルピア、子供3000ルピアを払って。 チケット買ってすぐ見れるのかと思ったら甘かった。。看板には滝まで400メートルと書いてあるのに。 途中ライステラスがあったり、もうすぐかなと思いつつ歩くのに、なかなか滝らしきものは見当たらりません。 通路わきにはぽつぽつお土産ものやも並んでいて、ゆるい時間が流れる光景です。

400mって平坦な道じゃなくって、アップダウンしながらなんで結構しんどい。 途中で喉が渇いて、テーボトルを購入。こんな所で買ったら高いんだろうなと思ったのに、意外にもローカル価格でした。
一応目的地まで石畳で舗装はされてます。
えらい遠くに滝発見!あそこまで行くのか、ここからまだまだ先なんだな。。 と、この来た道を戻っていかねばならないのか、と考えてしまうが後には引けません。

Welcome to gigit waterfallの看板!やっとついたかと気持ちが切り替わってきました。子連れで、行き25-30分位かかったかな。
割れ門をくぐる時は、期待に胸膨らむ瞬間でした。

何と、ここでは罰ゲームのようなアクティビティがありまして、ロッククライミングならぬ、ロープを頼りに滝上りなるものもやってます。 確か、チケット売り場の手前にアクティビティ会社のカウンターがあったのみました。 アドベンチャーアンドスピリットという会社でウブドのマス村がヘッドオフィスらしい。 この会社のサイトを見たら、バリ島内のいろんな滝でクライミングするツアーを催行しているようです。 いろんなアクティビティがあるもんだと感心(笑)訪れた時に、誰かが登ってたらびっくりしますよね。 あいにく、私が訪れた時はいませんでしたが、ロープが垂れてて、あれはなんだ?と思いました。

割れ門を過ぎると、サンガもあってきちんと祭ってあります。ここの守り神でしょうか。大きな岩に布を巻いたり バリらしい光景です。滝から少し離れたところの正面に、展望小屋もあって、ここで欧米人女性が地図を見たりしてくつろいでいました。 せっかく片道20分以上かけてきたんだからゆっくりマイナスイオンを浴びてくつろがないともったいないですね。

10月だけど全然雨が降っていない今でこれなら、雨季はもっと水量もすごく迫力なんだろうなあ。 それほど水しぶきを浴びず、近くまで行けました。

滝壺はいい感じの水浴び場でした。着替えやタオルを持ってきたらよかった~さすがの透明感です。
日本には山もいっぱいあるし、滝は日本人になじみがあって珍しくないので、それほど感動するほどじゃないかな? 日本にいたころに行った和歌山の那智の滝の方がすごかった記憶があるなと思って、調べたら那智の滝は落差133mの日本一の滝だったんですね。ギッギッの滝が50m程だから、比べると倍以上の落差ではないか。そりゃ迫力も違うかと納得。

先ほども書きました様に、ギッギの滝は何箇所かありまして、 ツインフォール(双子滝?)ポイント、階段式に3段階に流れ落ちてるポイントとかあるようです。
最近、新たに○○滝という看板も見かけました。山があればその分、滝もたくさんあるものと思われますが、 ギッギッの滝がバリ島内で一番の落差 らしいってホントかな? 50m以上の落差だったら、まだ未開の地、地元だけが知ってる滝ってあるんじゃないかなと疑ってますが。
滝みて癒されるのが好き!って人は訪れてみてはいかがでしょうか。遠いですよ~

第90話 2014/11/3