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バリ島現地情報コラム・バリマニア  インドネシアのシミとりクリーム・ハイドロキノン「VITAQUIN」
バリに住んで早10年以上。
移住当初は色白?だったはずが、年中強い紫外線を浴び続け、顔にはほくろやらシミが増えちゃいました。 普段視力が悪いので気づかなかったんですが、先日鏡をまじまじ見てみたら、ほっぺたの高い所に大きなシミができ始めているではないですか!
どうにか、撃退できないものかと、インターネットで「顔 シミとり」などと検索してみまして、どうやら「ハイドロキノン」というのがいいらしい。
市販薬ではなく、医師の処方がいるとか、使用法には注意が必要とか、書いてあり・・

ハイドロキノンとは、ネットで調べた情報によると、
・ハイドロキノンはシミの原因であるメラニン色素を生成する酵素の働きを抑制してくれる効果が高い成分のこと。
その美白効果はコウジ酸やアルブチンの数10~100倍とも。
・出来てしまったシミを薄くする、将来のシミができにくい肌にするらしい。
・肝斑、やけどの跡、乳輪などの美白にも効果があるらしい。
・アメリカで美白といえぱ、ハイドロキノンが主流らしい。
日本ではこれまで医師の処方でのみ使われてきたが、2001年の規制緩和により、メー力ー責任で化粧品に使用されるようになってきたそう。
・ハイドロキノンは、すごく強い薬(劇薬)なので、皮膚が弱い方や敏感肌な方の使用は注意する必要あり。
・1クール、1か月ほど塗り続けること。
・治療中は紫外線を浴びないようにUVケアが必須。怠ると余計に色素沈着するらしい。
・クリームは、酸化防止にきっちりキャップを閉め15-25℃のところで保管すること。  など

興味を持って、キミヤファーマ(バリ島内のいたるところにある薬局)で「ハイドロキノン」ありますか。といってみたら「あるよ」とのこと。 店内フロアの市販薬の陳列棚からではなく、カウンターの後ろの薬棚からとってきてくれました。
医者の処方箋がないと購入できない日本とは大違い。何の説明もなく買えちゃいました。 箱の記載を見たら、(購入には)医者の処方箋が必要と書いてあるけど。。ハイドロキノンって専門用語を言ったから出してくれたのか。。
ハイドロキノン5%配合。ちょっと強めなので、(日本で出回っているような)2%ぐらいのはないのか聞きましたが、これしかないそうです。 一応、「これシミ取りですよね?」と確認したら、「そう。使用中は太陽には当たるな」と一言アドバイスされました。
商品名「VITAQUIN」
skin bleaching agent(皮膚漂白剤)と書いてあります。
内容量:Hydroquinone 5%、Octyl Dimethyl PABA 5%、Oxybenzone 3%
Pt.Surya Dermato Medica Laboratories (インドネシアのスラバヤの製薬会社の製品らしい)

15gで68406ルピア。日本円で約620円程。これでシミがとれるなら激安です。
美白クリームというよりは強力な漂白クリーム&医薬品ですね。美白と言えば聞こえがいいけど、肌を漂白となるとちょっとびびります。。

■どんなシミに効くのか
皮膚の浅い部分(基底層から表皮)にメラニン色素が異常増殖、色素沈着している場合のシミに効果があるらしく、太田母斑など真皮性のシミには効きかないそうです。
①肝斑(かんはん)→褐色のシミで、額や頬、目や口の周りにできる。
②雀卵斑(じゃくらんはん)→一般にソバカスと呼ばれるもの。
③炎症後色素沈着→ニキビ跡の色素沈着、レーザー後の色素沈着
④日光黒子(老人性色素斑)→主に中年以降の人の顔や手の甲、前腕など日光に長期間当たる部位にできる。

■使い方(私の場合)
夜スキンケアの後に、綿棒でクリームをちょんちょんと顔に塗るだけ。
塗る範囲は必ずシミのある場所にのみ。乳液のように顔全体に塗ってはいけません。後で大変なことになります。
顔が心配な方は、手足のシミから試してみるとよいでしょう。
普通は朝晩2回使うのがよいらしいが、治療中の紫外線は大敵なので、今回、朝塗るのはやめて夜だけに。
この期間UVクリームは必ず使用し、出かけるときはマスクをするという厳重ぶりで生活してました。
最初のころは塗った部分が赤くなり、毎晩ヒリヒリ、薄皮がめくれたりと心配になりますが、これは普通の反応のようで、続けて塗っていれば皮膚に免疫ができて赤みも引きます。
赤くなった時点で、やばい、人には素顔を見せられないと、止めたくなりますが、あとには引けない。。 ここが踏ん張りどころと思ってがんばろう。。

■治療ダイアリー
○9月11日 夜、クリームを綿棒にとり、シミ、昔からのニキビ跡の赤み、ホクロに塗ってみる。
○9月12日 朝起きて、顔がぶつぶつ真っ赤に、家族にびっくりされる。
○9月13日 同じく。口元あたりに薄皮がめくれた。もっとピンポイントで塗るべきだった。結構はみ出て塗ってしまったので赤みが広がっているような。
○9月14日 クリームを塗っているところが薄皮がめくれてきた。思春期のニキビ肌のように赤いので、家族にもうやめたらといわれる(苦笑)
○9月15日 化粧水が少ししみる。シミの部分が茶色→赤になった気がする。夜にはずいぶん赤みも引いてきて、肌に抵抗力ができてきたか。
○9月16日-25日 赤みも最初に比べてずいぶん引いてきた。たまに眠りこけて塗るのを忘れる日も数日あり(笑)
○9月26日 シミの茶色はなくなっているので、これ以上改善されないのかな、と終了すべきかと思いつつ、一応1か月を目安に塗り続けるべきかなあと迷う。 新しいシミは早く消える気が。やはりホクロは皮膚深いので効かない感じだが、一応ホクロの色も薄くなっているものもある!家族にも、見てみてと自慢。
○10月3日 結局、この日塗ったのが最後。以降、自然な肌に戻ってきたかな。
アップにすると毛穴やら目立つけど、遠目で見れば以前より断然違ってる気がします!

9月11日(初日)→9月15日(5日目)→9月22日(12日目)→9月28日(18日目)

→9月30日(20日目)→10月4日(24日目)→10月7日(27日目)

肌のアップ、汚肌をお見せするのは恥ずかしい。。朝起きて洗顔後の化粧水前の肌。撮影時の光加減や角度によって若干肌質が違う感じもしますが、 あの大きなシミは完全に消えたのでかなり嬉しいです!(ほくろとほくろの間のシミをみてください!)
後半劇的な変化がないので、2-3週間の治療でもいいんじゃないかと思いました。
綿棒にちょんちょん塗りなので、クリームも全然減ってない。あと5-6クールは使えそうなので、またシミができたらやろうと思います。
このクリームを買ってみようという方は、必ず自身で、他ネットで情報収集してから、自己責任で試してみてくださいね。

第89話 2014/10/10