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バリ島現地情報コラム・バリマニア  クリニックピジャッ・ウサダオレスでのボカシテラピー
クリニックピジャッ・ウサダオレスの看板

「クリニックピジャッ・ウサダオレス」は、バリ島で有名な万能オイル「ボカシオイル」を使ったマッサージと「ボカシテラピー」というおがくず風呂が体験できるサロン。
場所は、南部エリアからだと、DFSからサヌールに向かったバイパス沿いのMAKRO(マクロ)のすぐ手前のルコに入居。
(バイパス沿いだけれど、通りからはお店は見えません。このKlinik Pijat(クリニックピジャッ)と書いた看板を曲がります。 現在は、以前あったインディアンのでっかい看板は取り外されいる。)
最近なんだか腰が痛いので、今回この「クリニックピジャッ・ウサダオレス」で「ボカシテラピー」とやらを体験してきたのでご紹介いたします。

クリニックピジャッ・ウサダオレスの入り口

外からは、マッサージとは書いていなく、クリニックピジャッ(ピジャッはマッサージの意)と書いているので、何のお店??といった感じ。ローカルサロン風ですが、やっぱり建物内もローカルなゆるい雰囲気をかもし出していました。
クリニックピジャッというだけあって、リラックス目的というより、健康のためのマッサージやさんですね。ローカル診療所(クリニック)だけれど、白衣のドクターらしき人はいない、みたいな。 そんな「クリニックピジャッ・ウサダオレス」は3階建て。ボカシテラピーは3階で行われます。 1階の扉を開けた瞬間から2階までボカシオイル独特の香りが漂っていました。

●ボカシテラピー
3階に到着。なんだか屋上に部屋を作った感じになっていました。
早速更衣室で用意された服に着替え。おがくずが入らないよう手足とも先がでない覆われたパーカーつきの服になっていて、顔だけ出した状態にスタンバイ。
ボカシテラピー時の服装 ボカシテラピー ボカシテラピーのおがくず

このボカシテラピーは、わかりやすく言えばボカシのおがくず風呂。ボカシとは、EM技術を使った栄養分の多い有機物を発酵させた肥料のことだそうで、自然治癒力や免疫力を引き出してくれるらしい。
店内の説明書きによると、このおがくずが自己発熱し50度~70度にもなるとのこと。
おがくずの下に火でも起こしていると思っていたのに自己発熱でこんなに温かくなるとはびっくり。
カイロを全身に巻きつけた感じでしょうか。最初は温かいと余裕だったのですがサウナと同じで段々暑い、汗だくになってきます。
この有機化合物からの熱による発汗が、体内浄化を促すデトックス(解毒)効果があり、体調不良や病気治療に効果的なのだそうです。

ボカシテラピーのおがくずを整える ボカシテラピーのおがくずを埋めてもらう ボカシテラピー体験スタート

スタッフが私たちの寝転ぶ場所を選び、鍬で平らに整えられていたおがくずを掘りおこしてくれてます。
掘り起こしている間のスタッフの身体からはかなりの汗が。。
寝転ぶとおがくずを身体にかけてもらい、海辺で砂遊びをしている感じ。こうして顔だけ出した状態で15-30分間埋もれます。
顔から汗が噴出してくるが埋められている身。動けない身となっているわれらにスタッフは定期的にティッシュで顔を拭いてくれます。ボカシテラピーは15分以上30分までいていいらしく、1回4万ルピア。
15分で4万ルピアと考えると、ちともったいないと欲がでて30分がんばろうと思ったけれど、サウナよろしく我慢できずに20分でアウトしてしまいました。

ボカシテラピー後のリラックス 暑さに耐えられず、おがくずをブラシで払ってもらって部屋から退出。
椅子に座ってクールダウン。冷たい水が飲みたいところだったけれど、ホットジンジャーティーをスタッフが持ってきてくれました。 身体は汗が引いてクールダウンしたいのに、ジンジャー効果でさらにポカポカ。 (この時、男性なら上着を脱げるけれど、汗をかくからとノーブラだったので脱げません。なのでジンジャーティーも専用服の上から。
クールダウンの後は、バスタオルと石鹸を受け取りシャワーへ。ちゃんとお湯も出ます。
ボカシ効果は実感できなかったけれど、サウナ帰りのような発汗した爽快感がありリフレッシュできました。
ボカシテラピー以外のメニューは、他はマッサージメニューのみになります。
マッサージ部屋 ●ボカシオイルでのマッサージ
・バリ式、指圧、タイ式、ロミロミマッサージを組み合わせたリラクジングマッサージ
・内臓を整え、循環システム改善を促進するサーキュレーションマッサージ
・頭、背中、肩のこりをほぐすオテオパシーマッサージ
・フットリフレクソロジー(足裏と手のマッサージ)
の4種類があって、マッサージオイルはもちろんボカシオイルを使います。
ボカシオイルを使ったマッサージ。なんだかとても体調がよくなりそうです。 どのメニューで1時間 16万ルピア、1.5時間 20万ルピア、2時間 25万ルピアとなっています。 料金設定が内容に関係なく時間ごとの設定で大雑把なのが笑えますが、地元バリ人からしたらやはり高めで、客層は、在住外国人、観光客、ジャワからの国内客が中心だそう。 これらのマッサージは、2階で行われ、カーテンで仕切られた中に簡素なスペースで受けます。テラピストは男性が中心ですが、女性スタッフもいるので、女性の方は希望があればリクエストをしたほうが良いでしょう。
1階はなんだか無駄な空間が多いレセプションエリア。EM関連商品の小売もしています。
ウサダオレスの商品 ウサダオレスのEM商品 ●ボカシオイル、ジャムウ、EM商品などの販売
ショーケースにあるのは、それぞれ効能が違う100%ピュアな蜂蜜(45000ルピア)、ボカシオイル、ジャムウなど。右側の写真のボトルのEM4は1本17500ルピアでした。
マッサージ、ボカシテラピーができるのはここだけで、他デンパサールでオレス商品を扱うショップを見かけていましたが、工場はシンガラジャにありバリ島内全域にもショップはあるそうです。
EMテクノロジー 「EM」という言葉が何度か出てきておりますが、
「EM」とは「有用 (Effective)」と「微生物群 (Microorganisms)」を組み合わせた「有用微生物群」の略で、EMの開発者である琉球大学農学部 比嘉照夫教授により名付けられた造語だそうです。
「EMについて」、「EM技術について」は、「EM研究機構」という会社(比嘉照夫氏が会長を務めている)のサイトが大変参考になりますので覗いてみてください。かなり奥が深くて、このページでは紹介し切れませんのでこちらを。
EM研究機構www.emro.co.jp
このEM技術では、生ゴミ処理(生ゴミを発酵させて堆肥にする)、園芸、農業の堆肥、汚水再生などに使うことができるのです。
バリ島では、燃えるゴミと燃えないゴミの分別なんてないし、ゴミ処理は以前住んでいた所(デンパサール)では、毎朝ゴミの回収車(有料)がきていたけれど、今住んでいる所(デンパサール)では、回収車は巡回せず、近所人たちいわく「近くの小川そばに捨てたらいい」らしくそうしている。 すると誰かが定期的に燃やしてくれている。 (ダイオキシン問題がかなりあり!)こんな感じなので、環境を考え、是非EM技術がこっちでも有名になってほしいなと思います。このEM技術をもってパサール(市場)の悪臭をなんとかしてほしい~。

クリニックビジャッ・ウサダオレス(Klinik Pijat Usadha Oles)
住所 Jl.By Pass Ngurah Rai, Komplek Ruko Moleque Block L.8, Pesanggaran, Denpasar
電話 0361-727821/727822
営業時間 9:00-21:00
ルピアのみ、カードも可(VISA、MASTER)

第49話 2007/12/17